骨密度測定
骨粗しょう症を予防し、また早期から治療することにより健康寿命をのばし、質の高い生活を維持しましょう!骨そしょう症とは
骨の強度が低下して骨折しやすくなる骨の病気を「骨粗しょう症」といいます。
骨密度は女性の場合、18歳くらいでピークに達し、40歳代半ばまではほぼ一定を維持しますが、 50歳前後から低下していきます。
加齢によって腸管でのカルシウムの吸収が悪くなったり、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをつくる働きが弱くなることや、若い頃よりも食事量や運動量が減るといった生活習慣の変化も関係します。
また骨粗しょう症は80%以上が女性といわれています。女性ホルモンの一種であるエストロゲンは、骨の新陳代謝に際して骨吸収をゆるやかにして骨からカルシウムが溶けだすのを抑制する働きがあります。閉経期に女性ホルモンの分泌が低下すると急激に骨密度が減り骨粗しょう症になりやすいからです。
骨密度検査
当院ではX線を使って手の骨と厚さの異なるアルミニウム板とを同時に撮影し、骨とアルミニウムの濃度を比べることによって測定するMD法によって骨密度を測定します。
患者さんの骨密度が『同年齢の骨量の平均値と比べて自分の骨が何%であるか』、『若い人の骨量の平均値と比べて何%であるか』をその場でレポートします。