今回のテーマは不眠症です。

20人の定員のところ28人の参加がありました。
寝つきがわるい、途中で目が覚める、早く目覚める、長く寝ても寝た気がしない、などそれぞれ睡眠にたいして悩みがあります。
年齢を重ねるごとに睡眠の質が保てなかったり日内リズムも狂うことが多く、よい睡眠にをとりたいと思う人が増えるようです。
睡眠に悪影響を与える理由は、運動不足、不規則な生活、ストレス、携帯のしすぎ、枕や室温などの環境、お酒や薬、かゆみや痛みなどの病気などです。

まず原因を知って、規則正しい生活をすること、朝に太陽を浴びて松果体ホルモンを抑え覚醒リズムをつくること、睡眠に対する過度の不安をとりのぞき眠れるまで起きて自然な睡眠を促す睡眠制限療法をとりいれることをお勧めしました。
それでも難しい場合、睡眠剤の出番になりますが、作用の強いもの弱いもの、短いもの長いもなどがあります。これまでたくさんの睡眠薬が使用されていましたが、その多くに長期複葉で依存性や認知症のリスクを高めるなどの報告があります。

睡眠剤の切り替えや、より効果的な使用について考えてみました。
今回の漢方おためしは酸棗仁。とろりとした触感ととろけるような甘さと香りで好評でした。

京都信用金庫の行員のみなさんもご参加くださり、楽しい会になりました。
(2017/9第23回セミナー「不眠症について」、2018/1ハナミズキ葵学区講演会「不眠症」についても内容については同報告をご参照ください。)