梅雨入り間近の蒸す午後、17人の参加がありました。

今回は熱中症、冷房病、夏バテ、夏風邪など、これからの厳しい京都の夏を乗り切るのにタイムリーな話をさせていただきました。

熱中症についてはメディアほかを通じて周知がすすんでいるようにおもいます。しかし異常気象の影響でかなり早い時期から患者さんが続出しており、今一度みんなで復習をしま
した。
また冷房病は室内外の気温差による自律神経の異常による症状であると。
夏バテはそれが長引いておこってくるものであることを話しました。
自律神経や漢方について、エキス剤と煎じ薬についてなど様々な質問がでてきて、ホワイトボードで説明を加えたり脱線しながら、知識を整理したり深めたり。
それぞれの参加者が自分のからだの症状にあてはめて耳を傾けておられるのが印象的でした。

最後に現在大流行中の夏風邪の話、蚊媒介感染症の話、風疹などの話をしました。
本日のお試し漢方は生脈散と五積散の飲み比べ。生脈散はすっきりとした後味で熱中症などの津液不足に、五積散は16種類の生薬の合わさった深みのある味で、冷房病だけでなく
夏風邪や夏バテの補剤として使用。
皆さんが快適な夏をすごしてくださる一助になればとおもいます。

ご参加ありがとうございました。

次回は7月27日(土)14時~
夏休み特別企画「くすりをつくってみよう!」
毎夏恒例の参加型セミナーです。昨年大好評につき第2弾を企画しています。

詳細はおってお知らせします。