今年で4回目になる第二赤十字病院と地域連携施病院や調剤薬局さんむけの漢方セミナーです。
日赤内外から54人参加くださいました。
今回は「痛みの漢方」というタイトルでお話させていただきました。
痛みの発症機序について解剖学的な話のあと、西洋薬の鎮痛剤の左京機序と漢方の違いの説明をしました。
東洋医学では、慢性疼痛にたいし血液循環や冷えについて着目します。
漢方薬はそれらにたいし効果を発揮し、症状に応じて方剤を選択していきますが、大きく異なる(誤治)ことは比較的少ないので、少量より使用して経験を積むことも大切であるというお話しました。
実際に症例をいくつかとりあげ、方剤の選択の幅がかなりあることを実感いただけたかとおもいます。